ハロウィンの「ジャック・オー・ランタン」の物語。

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ハロウィンのキャラクター「ジャック・オー・ランタン」





ハロウィンが近づいていますね。

「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるキャラクターが、ハロウィンではイメージキャラクターになっていて、日本でもおなじみになってきています。



カボチャをくりぬいて、人の顔を模しているキャラクターですが、はじめはカボチャではなくカブからきているということを、ご存知ですか?



そんなジャック・オー・ランタンの物語を知ると、ハロウィンのキャラクターになったのも納得ですよ。



ぜひぜひ、お子さんたちにその由来を聴かせてあげてください。きっと、ハロウィンがより身近に感じられるはずです!!
「ジャック・オー・ランタン」はアイルランドの言い伝えに出てくる人物





「ジャック・オー・ランタン」とは「ランタン(提灯)持ちのジャック」という意味です。



アイルランドやスコットランド地方の伝承に出てくる人物です。

実はジャックという名前は、英語圏ではメジャーな名前で、日本でいうところの「太郎」と同じ感覚です。



つまり「桃太郎」「金太郎」「浦島太郎」の三太郎さんたちと同じくらい、英語圏の方々にとってジャックは身近な名前。



なので「ジャック・オー・ランタン」は、日本風に言い換えれば「提灯持ち太郎」みたいな。

なんだか一気に江戸時代の言い伝え?!みたいな雰囲気になりましたね(≧▽≦)



さてさて、お話はケルト地方の一年の終わりの、お祝いの日から始まります。




ランタン持ちのジャックのお話





ケルト地方、今で言うアイルランド、スコットランド地方のお話です。





あるところに嘘ばかりついて、人を騙してばかりいるジャックという男が住んでいました。



ケルト地方では、10月31日が一年の終わりにあたります。その日の夜はその年の収穫を祝うと同時に、年に一度死者や魔物が人間達の元へやってくる日と言われています。

その10月31日の夜、お酒を飲みすぎてジャックはお金が足りなくなりました。



そんな彼のもとに、ジャックの魂を取ろうとして悪魔がやってきました。

やってきた悪魔に対して、まだまだ飲み足りないジャックは、「自分の魂をやるから最後に酒を一杯飲ませてくれ」と頼みます。

悪魔は了承して、酒代を払うためのコインの姿に変身しました。



その様子を見ていたジャックは、すかさず十字架を出してコインを押さえつけ、自分のお財布の中にコインに姿を変えた悪魔を閉じ込めてしまったのです。



そして悪魔と交渉します。

「財布から出してやろうか?ただし条件がある。

今後10年間、俺の魂を取りに来ないという約束をしろ!!そうしたらこの財布から、お前を出してやってもいいぞ!」

悪魔は約束をして、財布から解放されたのでした。







そして、月日はあっという間に流れて、10年後。

ジャックに閉じ込められた悪魔は、約束の10年が過ぎたので、再びジャックの目の前に現れました。そして、今度こそジャックの魂をもらいに来たと言いました。



ジャックは魂をやると言います。

その代わりに「このリンゴの木になっているリンゴを、最後に食べたいんだ。最後の頼みだ!とってきてくれ」と悪魔に持ち掛けます。



悪魔は了承して、リンゴの木に登り始めました。

そしてリンゴをジャックに手渡しましたが、なんとジャックは木の幹に持っていたナイフで、十字を刻んでいたのでした。





十字架が苦手な悪魔は、もう木から降りることができません。

困っている悪魔に、ジャックは再びこう持ち掛けます。

「木から降ろしてやろうか?ただし条件がある。

もう二度と、俺の魂を取りに来ないと約束しろ!!そうしたら、お前を降ろしてやってもいいぞ!!」



悪魔はもう二度と、ジャックの魂を取りに来ないと約束をして、木から降りることができました。そして、ジャックが死ぬまで、約束通り悪魔はジャックの前に現れることはなかったのです。







それからさらに月日は流れ、ジャックの命は尽きることとなりました。

しかし、生きている間に悪いことばかりしていたジャック。当然のことながら、天国へ行くことはできませんでした。



仕方がないので地獄へ入れてもらおうと、ジャックは地獄へ向かいます。

地獄の入り口にいたのは、あのジャックと約束をした悪魔でした。そして、こう言ったのです。



「俺はお前と約束した。もう二度とお前の魂を取るようなことはしないと。

だから、お前の魂は地獄では受け入れられない」



ジャックは愕然とします。

自分の魂の居場所はどこにもない。



「じゃあ・・・、俺はいったいどこへ行けばいいんだ?俺の居場所はどこなんだ?」



「元居たところに戻るんだな」



ジャックは引き返すしかありませんでした。

帰り道は風が強く吹きすさび、とても暗い道のりでした。

ジャックは悪魔にお願いします。灯りを分けてくれないか、と。



悪魔はジャックに火を分けてあげました。

ジャックは火が消えないように、道端に転がっていたカブをくりぬいて、ランタンを作って火を中に入れました。



そうして今でも、行き場所がなくなってしまったジャックは、ランタンを持ってあの世とこの世を行ったり来たり、さまよっているということです。


死者のシンボルとなったジャック・オー・ランタン





あの世とこの世をさまよい続けているジャック。



言い伝えではお話はここまでですが、この物語がアメリカに渡り、カブのランタンがカボチャに代わって広まっていきました。



さらにカトリック教会の祝日の日「諸聖人の日(万聖節)」という日が11月1日にあって(日本でいうところのお盆のような日です)その日に死者の魂がこの世に帰ってくると言われています。



ジャックのお話の中に出てくる10月31日がその前夜ということもあり、二つの日にちが関連付けられて、総じて「死者や悪魔がこの世に帰ってくる行事」として、ハロウィンに発展したと言われています。



ケルト地方の人々が、死者を恐れ敬う気持ちがあらわされている「ジャック・オー・ランタン」の伝承。



日本にも同じような文化があることを思うと、人間ってどんな民族、人種でもやっぱり同じ人間なんだなぁと、異国の人々がものすごく身近に感じられた私でした。

どこに住んでいても、どんな人種でも、人間は人間。



異国の行事を楽しむだけでなく、亡くなった方々を敬うという共通の気持ちが、お互いの国々にあるということを意識しながら、ハロウィンの行事を行えるようになったらいいな、と思う次第です。


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