11月に入ると、もう年末、お正月の準備の心配をし始める私です。
でも、毎年この時期は実は家に居ません。
夫の実家に、28日の夜には家族で出かけてしまうので、我が家はもう何年も、大掃除&お正月の飾りをしない家になってます(/_;)毎年、こんなことでいいのかなぁ、と後ろめたさを感じながら、夫の実家で上げ膳据え膳の寝正月です・・・💦
今年もきっとそうなるのかなぁ、と感じながらも、小さい頃我が家で行っていたお正月準備や、本当のお正月、歳神様を迎える準備ってどうなんだろうな、と思いまとめてみました。
まず、大掃除を始める日なのですが、12月13日から始めます。この日は「すす払いの日」で、家中のすすをこの日を境に少しずつ落としていくわけですね。
そうすることで、年末の大掃除の時にガッツリ掃除することができる訳です。
その年末の大掃除、29日は行わないという慣習もあります。
29日の9の数字が「苦」を連想させてしまうので、あまり縁起が良くないからですね。更に門松が「待つ」を連想させて、合わせて「苦待つ」というイメージが出来てしまうので、本当に縁起が良くないです。
また、31日も大掃除、お正月飾りは行いません。あまりにも急ごしらえな感じで、歳神様を迎えるにしてはお粗末です。普段の生活でも、お客様が来る日にちが分かっていれば、その日から逆算してお迎えする準備はしますよね。それと同じで、お迎えする気持ちや誠意をどのような形で、いつから始めるかということが大事だと思います。
なので、大掃除の締めくくりも、お正月飾りも、29日は避けて28日か30日に行うのが、誠意があっていいのかな、と思います。
お正月飾りは、門松、しめ縄、鏡餅とありますが、門松、しめ縄は玄関に飾るのは分かりますよね。では鏡餅は?
私が小さかったころ、青森で過ごしていた時に、家中の沢山の場所に鏡餅を飾ってました。
まずは、水回り。
トイレ、お風呂、台所は必ずでした。
そして、玄関。
入ってすぐのシューズボックスの上に、やや大きめの鏡餅を買って飾っていました。
居間も忘れずに!
皆が揃って過ごす、大切な場所です。歳神様にも是非、家族みんな都一緒に過ごしてもらい、楽しく、満足してくれるようにしましょうね。
お仏壇のある部屋にも、もちろん必要です。
ご先祖様に日ごろの安息を感謝しながら、一緒に歳神様をお迎えする気持ちを持ちましょう。
廊下にも鏡餅をお供えしましょう。
廊下から階段にかけての窓際に、一つ小さめの鏡餅を、我が家ではお供えしてました。
そして、意外だったのが車庫に一つと車の中に一つずつ。
昔はもちろん、車何て無かった日本文化なので、近代になってから飾りだしたんだと思います。
また、先ほども書きましたが、私は小さい頃は青森に住んでいたので、周りには田んぼや畑がいっぱい。農業を営む方が多く、冬は雪深い地方では、車は各家庭に必ずある必須アイテムです。車庫と車に鏡餅を一つずつ飾るのは、そんな車に対する感謝と、車を大切にする気持ちもの表れでもあるのかなぁと思います。
ちなみに小さなしめ縄を、車のナンバープレートの上あたりにも飾ります。小さなしめ縄を付けて、お正月から走ってる車が青森ではいっぱいです。思わず「可愛いな」と思ってしまいます💗
東京ではお正月にしめ縄を飾ってる車って、あまり見かけないので、ある意味進化したお正月儀式の在り方ですね。
お正月の飾りは、歳神様を迎える大切な準備。
大掃除も12月13日から始めてもいい、ということであれば、鏡餅などの準備も含めて、12月に入ってから予定をきちんと立てて計画していけば、なんとかできそうな気がしてきました。
毎年毎年、新しい一年の幕開けとなるお正月です。
一年に一回の、新しい年のスタートとなる大切な行事ととらえて、日本ならではの神事を大切にし、古式ゆかしい日本文化を大切にできる日本人になれたらいいな、と思いました。
今年は頑張ってみて、きれいなお家にしてから夫の実家に向かいたいと思います。
以上、ふくフクでした(^ω^)