
私たちが子どもの頃、なりたい職業と言えばパイロットだったり警察官だったり、ケーキ屋さんだったりお花屋さんだったりと、日ごろ目にする職種を希望することが多かったと思います。
でも最近はどうやら、具体的に働いているところを目にすることが無い職業に、人気が集まっているようですね。
「ITエンジニア」なんて、その代表的なものではないでしょうか。
もし、自分の子どもが「ITエンジニアになりたい!!」と言ったときに、全く「ITエンジニア」の知識のない今の私・・・。
親として「就職応援するよ!」とか「その職業は勧めないよ」とか、言える程度の知識が必要だなと思いました。
そんな親としての思いを込めて、この度「ITエンジニア」を調べてみることにしました。まだ「IT」という言葉が無かった時代の、昭和生まれの私でも分かるように、自分感性で噛み砕いて、文章化しています。
私のように「ITエンジニアって、雲をつかむような職業だな・・・」と思ってる方のお役に立てたら幸いです( ˘ω˘ )
ということで、まず英語の意味を考えてみましょう。
IT・・・information technology (情報技術)の略で、各単語の一番最初の文字を取ってます。
エンジニア・・・技術者のことです。
なので、簡単に「ITエンジニア」を訳すなら「情報技術の技術者」ということになるのかな?
でも、技術、技術と二つ同じ言葉が重なってしまいますね。
そこで、最初の「技術」を、私なりに別な言葉で置き換えて考えてみました。
情報を操作したり、加工したり、伝達したり、というその「方法」を示す言葉が「technology」で、あとの「エンジニア」はその「方法(technology)」を「専門的に考える技術者」ということになると思います。
と、すると「ITエンジニア」とは
情報を操作、加工、伝達、利用する方法を、専門的に考える技術者
ということになると思います。
もっと具体的に分かりやすく、私の前歴の職業を例にとってみます。
私は以前イオン系列の大型ショッピングセンターの裏方の仕事をしていました。
裏方の仕事とは何をしていたのかというと、イオンの商品のポップ作りです。
「青森県産 王林 1個100円」とか、具体的に商品を説明して、お客様の購入を促進するポスターのようなもの(ポップ)を作っていました。(販促部と呼ばれている部署でした)
ポスターと言っても、文字のみをパソコンに入力してあとは印刷するだけのものでしたので、とても簡単でした。
これだけの仕事でしたが、ここに先ほどのITエンジニアの仕事の具体例が挙げられると思います。
まず、「青森県産 王林 1個100円」が「情報」です。
そして、文字をパソコンに入力してプリントするのが「情報の加工、伝達」で、その「やり方、方法」を決めているのが、ポップ作りのためのパソコンのソフトです。
そのソフトを専門的に考えて作り出したのが、「エンジニア」です。

他にも沢山「ITエンジニア」の仕事のフィールドがあります。
先に揚げた例は、身近な「パソコンで使うソフト」という物を開発する人ということで例に挙げましたが、現代の社会では他にも色々な場面で「ITエンジニア」と呼ばれる方々が仕事をしています。
コンピュータネットワークの構築のエンジニアだったり、データベースを扱うエンジニアだったり、webデザイナーだったり、サーバー設計のエンジニアだったり、などなどなど・・・。
何となく聞いたことがある職種もありますよね。
いずれのエンジニア職でも「専門性が高い」ということが言えると思います。
これらの仕事をしてくれている方々がいるからこそ、私たちはわざわざ詳しいパソコンなどの知識が無くても、パソコンを使う仕事がしやすくなったり、ネットでの検索が楽になったり、新しい商品が売れたりするんだなぁ、エンジニアさんたちのお陰だなぁ、と思っている私です。
じゃあ、「ITに関する基礎知識」って何なのか?
それはパソコンに関する知識とその周辺知識、だったりします。
周辺知識って何でしょう?
「IT」は「情報」を利用する「方法」に関することなので、「情報」そのものを勉強したり、「情報」にかんする「工学」「理学」などその周辺の知識全てが、「IT」に関する勉強になります。
そうなんです。
どうやってパソコンのソフトを作ればいいか、パソコンの扱い方だけでなく、その作り方や構造を知らないとソフトは作れないですよね。
ゲームソフトを考えると分かりやすいかな。
ゲームソフトを新しく開発するのはたやすい事ではありません。
何よりも、そのゲームをやった人が楽しめなくてはいけませんが、こんなゲームが面白い!!と閃きがあったとしても、それを具体的に形にするためには、ゲーム機の構造を知らなくてはいけないし、そのゲーム機に合うソフトの構築をしなくてはならない。
ゲームの内容という「情報」を楽しむ「方法」を考えて、それをゲームソフトと言う形にする、皆が利用できる形にするのが「エンジニア」。そしてエンジニアに必要なのが、コンピュータに関する基礎知識・・・。
くどい言い回しで申し訳ありません(;^_^A
では、コンピュータに関する基礎知識は、どうやって身につければいいのでしょうか?
専門学校へ行かないでこれらの知識を身につける、と考えた場合、独学で学ぶか会社の研修などで学ぶかしなくてはいけないからです。
つい昨日まで高校生をしていた男の子にとって、明日からコンピュータの専門知識を身につけるために、独学で、または仕事して働きながら学びなさい、というのはとてもハードルが高いですよね・・・。
だとしたら、毎日学校にしっかり通って宿題を出してもらって、家でも勉強をしてITエンジニアへの道を一歩ずつ確実に歩んでもらった方が、親としても安心だと思います。
そして卒業に合わせて、自分はどんな分野のエンジニアになりたいのか、学校の先生ともじっくり相談しながら決めていけると思うので、専門学校の道はかなりおススメします。
ただ、お金がすごくかかる、ということも親として考えておかなくてはいけないところです。
そして、卒業して就職して終わり、ということではなく、就職後はさらにその道を究めるために専門的な知識は常にインプットしていかなくてはならないでしょう。

就職後も常に新しい専門的な知識のインプットを求められる職種が「ITエンジニア」です。
何故なら、パソコンで出来ることが日増しに増えていて、利用する幅も広がっていくから。
この職種に就いた人たちは、会社側から次のような、仕事に対する姿勢を求められることになるなと思いました。それは・・・
常に走り続けること
パソコンもネット環境も、今では家電や車などについても、様々な分野で「ITエンジニア」の仕事に就かれている方々は活躍されています。
先ほども書きましたが、そのように「ITエンジニア」の方々が一生懸命、革新し続けてくれているからこそ、私たちの生活は快適になってきています。
日進月歩のIT分野の仕事だからこそ、その仕事に携わる方々には「常に走り続けること」が求められると思います。
常に全力疾走して、ライバルの会社の同じ職種の人達に追い越されないようにしなくてはならない、そんな「ITエンジニア」の仕事像がこの度見えてきました。
自分の子どもたちから「将来ITエンジニアになりたい」と言われたときに、このブログを読んで下さっているお母さん、お父さん方はどのように答えられますか?
きっとその時にならないと何と言っていいか分からないとは思いますが、あと10年もすればITエンジニアという職業が世の中の半分を占めてもおかしくない、と思ってます。
そして、ITエンジニアとして、沢山の方が活躍する世の中だからこそ、私たちの生活も良いものになっていることを考えると、この仕事を目指すことは、間違いなく沢山の人達の役に立つ仕事です。
そう思うと、夢も希望もあるすごく良い職種だと思いました。
若い方々にとって夢や希望がある、ということはとても大事です。
もし子どもが「ITエンジニア」になりたいと言ったら、母親として仕事に紺詰めて身体を壊さないようにと願いながら、沢山の人たちのお役に立てるよう、応援していくしかないかなぁと思いました。
未来を支える子どもたちが、良い仕事に就いて、もっと将来が良くなるように活躍してくれるといいですね。
「ITエンジニア」がその夢を叶えてくれるのであれば、「頑張れ!!」と応援したいです❣