
お母さん、お袋、ママ、母ちゃん、などなど・・・。
母親を呼ぶ呼び方は、人それぞれ。
昨日たまたま知り合いと「お袋っていう呼び方には意味があってね・・・」という話題になり、「お袋」という言葉の意味の深さに驚いた私です!
全てのものを包み込む、大事な物を包む、大事な子どもと懐(ふところ)に入れて育てる・・・。
そのような奥の深い意味があることを知り、お母さんを大切にして尊ぶという気持ちを「お袋」という言葉から感じた私ですが、改めて母親の呼び方について考えてみたいなと思い、記事にさせていただきました。
なお、記事は男の子の母親に対する呼び方限定になってしまってますが、女の子が「ママ、パパ」とご両親を呼ぶことに関しては、また後日別な記事で投稿したく思っています。
申し訳ありません。ご了承くださいませ<m(__)m>
二人とも、私のことを「ママ」と呼んでくれますが、子どもが産まれたときに私は「お母さん」と呼んでほしいな、と思ってました。
でも私だけの子どもではなく、夫と二人の子どもでもあるので、夫の希望をくんで「ママ」と呼んでもらうことにしましたが、やっぱり「お母さん」という優しい響きが、私は好きです。
「お母さん」意外にも「ママ」や「母ちゃん」「お袋」と色々ありますが、最終的に大人になってから何と呼ぶか、というところを目標にして、呼び方を教えてあげる方がその子の将来にとっていいのかなぁ、と思います。
「マイナビ学生の窓口」https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/33354
のアンケート(男子大学生対象)がとても興味深いです。
■家で母親のことをなんて呼んでいるか教えてください。
1位 お母さん 25.0%
2位 母さん 18.1%
3位 母ちゃん 7.4%
4位 何とも呼ばない 6.9%
5位 おかん 6.4%
5位 ママ 6.4%
7位 ばばあ/ばあちゃん 1.5%
7位 おふくろ 1.5%
7位 名前で呼ぶ 1.5%
10位 おっかあ 1.0%
とのことでした。
特に5位の「ママ」と呼ぶを選んだ人の話では「お母さん呼びに移行するのに失敗したから」というものもあり、きっと男の子は大きくなるに従って「ママ」と呼ぶのが気恥ずかしいと思うようになるのだと思います。
それが、「ママ→お母さん(もしくはそれに似た呼び方)」に自然と移れればいいのですが、失敗するとずっと同じ呼び方・・・。
さすがに彼女の前では「ママ」は使えないよね😅
これもまた、子どもの個性や家庭の事情など、様々な考え方がるようです。
呼び方を変えるきっかけは、おおよそ次のように分かれると思います。
- 自分だけが「ママ」「パパ」と呼んでいることに気が付いて、恥ずかしくなって呼び方を変える
- 友達が呼んでいる呼び方や、アニメなどの呼び方に憧れて真似して変える
- 親や周りの友達が何も言ってないのに、本人が自発的にいつの間にか変えてきた
- 友達にからかわれた
というところでしょうか。
周りからの影響がとても大きいとこが分かります。
それはお父さん、お母さんの影響よりも、自分の周りにいる友達や先生、親意外の人からの影響が大きくなっているということです。
これって、成長の過程の一つということになるのかなぁと思います。
そして、何とか呼び方を変えようと思って、子どもなりに頑張ってみるんですよね~。
私には一つ違いの兄がいるのですが、やはりある日突然、父の呼び方を変えてきました。
「パパ」から「親父(おやじ)」に。
その時私はものすごくビックリしてしまって、やや固まってしまいました。
その日以来、兄はず~っと「親父」です。
そして大人になった今、その呼び方はとてもしっくりきています。
兄がそのように、父の呼び方を変えたとき父は特に驚いた様子も無く、その呼びかけに答えてました。
私には母親がいなかったので、お母さん的にどんな反応になるのかわかりませんが、きっと何となく受け流していたと思います。
兄がそのように、父と母の呼び方を変えてきた理由は、その当時も今も定かではないのですが、子どもが呼び方を変えてきたら、兄の時のようにさり気なく受け止めてあげれば、それでいいのではないかなぁと思いました。

そして、我が子に話は移ります。
私には二人の男の子がいますが、二人の性格はとてもふざけた性格です。
いつも遊ぶことばかり考えていて、親の手伝いは気が向いた時しかしない、宿題や明日の学校の準備ですら、言われないとやらないから、本当に困ってしまいます。
そんな二人の性格は私の兄とは全く正反対。
ひょっとしたら、呼び方を変えようなんていう発想すら湧かないかもしれないな、と思っています。
うちの子のようにふざけた性格で、クラスの皆の笑いを取ることしか考えていないような、お父さんやお母さんの呼び方が恥ずかしいとか、そんな発想がなさそうな男の子の場合、私は先手必勝かなと思ってます。
そうです。
お母さんから働きかけてしまうのです。
「今日から、ママのこと『母さん』って呼んでみない?」
と、一言誘ってみましょう。
ある程度の年齢になれば、きっと将来呼び方で悩んでしまう時がくるから、今から呼び方を変えておいた方が良いよ、と説明しても理解してくれると思います。
そして、最初のうちは子どもが自分だけ「母さん」と呼びかけるのは恥ずかしいと思うので、母親も自分のことを「母さん」と呼ぶのが良いと思います。
「母さんに連絡してくれる?」「母さんのバッグ取って~」「母さんのお手伝いして」etc・・・。
そうして、慣れてきたら晴れて「ママ」卒業です。
「母さん」の一人称も、本人が慣れてきているようだったら、終了してもいいと思います。
この移行方法は、反抗期前にトライした方がいいですね。
反抗期になってしまうと、母親の話すら聞いてくれない可能性があるので、そろそろ『明らかに反抗期になる!』と思う直前、中学校入学前の小学校高学年の頃が一番いいと思います。
そのくらいの年齢なら、ふざけた感じで「ママのこと『母さん』って呼んでよ~❣」と言っても、受け入れてくれるかと・・・。
また、下に弟がいる場合、お兄ちゃんにお母さんが「母さんって呼んで❣」と迫っているのを見てきっとお兄ちゃんの真似をしてくれるので、下の子は苦労知らずになります。
お兄ちゃんに迫ったみたいに下の子に言えば、それが自然なこととしてすんなり受け入れてくれるでしょう💛
そう考えると、いつまでも「ママ」と呼んでもらいたい気持ちにもなってしまいそうになりますが、そこは自分も子離れする時期に来ていると理解して、受け止めていきましょう。
それに、もっと先にはお孫ちゃんが生まれた後の「お祖母ちゃん」と呼ばれる時が来るんですからね~💦
母親もその時の心の準備が、「母さん」と呼ばれることでできるのではないのかと思います。
子どもたちと一緒に、人生の階段を上がって成長していきたいですね(^ω^)
私も自分が成長できるように、子供の成長を受け入れていきたいと思います!!
おススメの本です→「思春期男子」の見守り方 (PHP文庫)[本/雑誌] / おおたとしまさ/著